風邪を引いてしまった。
熱が出た。
熱が出るという事はつまり、
身体が火照るという事でもある。
という事はつまり、
私は興奮しているという事にもなる。
間違いない。
中国の古いことわざにも、
「風邪を引いたら即オナニー」
というものがあるとかないとか。
ないであろう。
私は昨日、風邪を引いたことによる身体の火照りを抑えきれず、
儀式(オナ)を執り行うことにした。
風邪を引いたときの儀式は、
静かに、厳かに執り行わなければならない。
そういう風習がある地方であったとかなかったとか。
ないであろう。
静かな儀式は、適度な興奮をもたらしてくれる。
しかも、風邪により意識が朦朧とし、
身体は頂へ登ったと勘違いする事で、
更なる高みへと私を連れていってくれるのである。
山で表すならチョモランマクラスである。
男性の下半身にもチョモランマは存在しうるが、
それとはまた別のものである事を念のため記載しておく。
話がそれてしまった。
本題に入る。
その日、儀式は静かに始まった。
私はゆっくりとスウェットを脱ぐ。
もちろん上下である。
下着姿になった私は更に、
生まれたばかりの赤子のような、
あられもない姿になる。
風邪のときは身体が敏感になっており、
少しの刺激が私を高めていくのだ。
布団の中で全裸になった私。
寒くて勃つ乳首。
布団の摩擦がほどよい刺激になる。
私の花園は既に溢れんばかりの愛液で満たされ、
今か今かと男達を待っている。
早く私を興奮の渦に巻き込んでくれと。
ところが私はそこで大変な事態に直面してしまう。
―ブログを…書くのがメンドクサイ…
風邪を引き体温が上昇することで、
普段とは違った儀式を体験する事は出来るのだが、
終わった後ブログを書く力が私に残っているのだろうか?
いや、残ってはいない。
そんな事が頭をよぎってしまった。
私は申し訳ないと思う。
オナニストとして恥ずかしい。
オナニストと名乗りながら、
儀式の最中に雑念が入り、
儀式を中断してしまうとは。
未熟。
未熟である。
私は深い悲しみを覚えた。
悲しみという感情に伴い、
儀式を行う力がなくなる。
つい先ほどまでは、
毛布による摩擦で興奮していたにも関わらず、
今の私は賢者とも言える冷静さを保っているのである。
―冷静
これは儀式における最大の敵だ。
全て台無しになる。
普段の私であれば、
そのような障害をものともせず、
むしろそれを糧として頂上を目指せるのであるが…。
言い訳になるが、
私は風邪に負けたのだ。
負け犬となじってくれればいい。
大した事ないなとけなしてくれればいい。
もっと私を馬鹿にすればいい。
なじればいい。
けなせばいい。
馬鹿にすればい。
なじればい…
もっと…なじって…
少し興奮してきたので、
今から儀式を執り行おうと思う。
ちあき
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